毛越寺情報

※その他平泉町情報。
http://www.spotlog.info/archives/50702996.html
場所
岩手県西磐井郡平泉町Googleマップの地図

行き方
JR東北本線平泉駅下車。
下車後徒歩5~10分。

交通の便
一ノ関方面へは22時代を除き1時間に1~2本(大体1本)
盛岡方面へは8時代を除き1時間に1本電車があり。
(朝6・7時代は2~3本電車があり。)

簡単な感想

達谷窟毘沙門堂や姫待瀧を見学した後は自転車を漕いで来た道をひたすら戻り
東北自動車道の中尊寺PA付近を抜けた場所にある毛越寺(もうつうじ)へと向かいます。
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達谷窟毘沙門堂から毛越寺までは自転車慣れした事もあって、達谷窟毘沙門堂から
10分掛からない位の時間で到着し、駐車場に自転車を止めて入場料500円払って境内へと進みます。
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入り口から奥へと進むと本殿があり、その本殿は西暦850年に円仁によって創建され
その後大火で消失しましたが、奥州藤原氏の二代藤原基衝夫妻や子の第3代藤原秀衡が
壮大な伽藍を建立し、平泉で中尊寺を凌ぐ規模の寺院になった事もあるようですが
1537年に兵火にあい、長年に渡って土壇と敷石のみの姿になり
現在の本堂は1989年(平成元年)に平安様式に則って再建されたものです。
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兵火にあった事により、当時から現存している建物がほぼ消失している事により
毛越寺は寺を見るというよりも、昔毛越寺という大きな寺院が
この場所にかつて存在した事を示す巨大遺跡ような感覚で見ると楽しめそうな気がします。

※平泉の文化遺産の多くが廃墟及び遺跡のような状態の場所が多く
地元の方の意見としては、平泉の文化遺産が世界遺産になる事の期待がそれほど多くなく
世界遺産に指定された京都や奈良の寺院群と比べて現存する建物が少ない点が
他の世界遺産と比べてひどく見劣りするように感じているようです。
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毛越寺境内には梅雨の時期の風物詩の菖蒲が植えられていました。
(湿地帯ではないのであやめと思われます。)

wikipediaにもアヤメを比較的容易に多く見ることが出来る場所のリストに毛越寺も入っています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A4%E3%83%A1
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菖蒲に囲まれた順路を大泉が池に沿ってしばらく進むと
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毛越寺を開山した円仁を祀る開山堂があります。
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開山堂見学の後は、かつて何かの建物があったような不自然な空き地の横を進み
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龍の形をした小舟が浮いた大泉が池を見学しながら先へと進み
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大火後の1732年伊達吉村が再建した常行堂があります。
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その後はしばらく何らかの建物がかつて存在した遺跡が続きます。(しばらく写真のみでお届けします。)
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しばらく歩くと遺跡ではない現存した建物にたどり着き鐘楼堂があります。

※鐘つきを希望する方は札所で申込む事で一突き出来るそうで
費用は一突き500円(合わせて護摩祈祷付き)だそうです。
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遺跡群と化した毛越寺見学後は大泉が池を見て体を休めた後
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綺麗に整備された順路を伝って入り口へと向かいます。
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毛越寺を出た後は平泉の文化遺産で一番規模の大きい中尊寺へ向かいます。
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お勧め度
5段階評価で4