下仁田駅とその周辺情報

※その他富岡製糸場情報
http://www.spotlog.info/archives/50505920.html
※その他富岡市情報
http://www.spotlog.info/archives/50505921.html
場所
群馬県富岡市Googleマップの地図行き方
上信電鉄上信電鉄線上州富岡駅下車。
下車後徒歩10分から15分。

交通の便
平均1時間に1.5本(高崎方面の6・7時代のみ1時間に3本)電車があり。

簡単な感想

今回見学を行う東繭倉庫は、富岡製糸場入口正面に50mほど進んだ場所にあります。
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早速東繭倉庫へ入ると倉庫内は奥まで各種展示物が並んでいて
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入口手前には富岡製糸場はどういう施設だったのかについてのコーナーがあり
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そのコーナでは、富岡製糸場の史跡指定の範囲について記された資料や
史跡指定された場所にどのような施設があるのかを紹介しています。(東繭倉庫も紹介されています。)
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富岡製糸場の史跡指定された場所の紹介コーナーの横には富岡製糸場にちなんだ
物品を販売する売店があり、店内では絹を使用したグッズなどの取り扱いがあります。
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その奥には建造物の特徴や勝について説明されたコーナーがあり
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富岡製糸場のレンガの積み方がフランス積み(正式にはフランドル積み)である事がここでわかります。
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※どうでもいい話として、フランス積み(フランドル積み)は、同様にレンガ積みの方法として有名な
イギリス積みに比べて見た目は綺麗と言われていますが。強度はあまり高くないそうです。
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東繭倉庫内にはAEDも装備されており、急な心臓発作にも対応できる装備があります。
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その奥には富岡製糸場の歴史と題したコーナがあり、そこでは設立の背景や
設立を決定した後の建設候補地の選定についてや、開業時に関わった方々の資料が展示され
開業機に関わった人物の中には、明治の歴史を勉強する時につきもののお雇い外国人の存在も大きく
給料も当時としては法外な額だった事から、技術伝達後は早々に契約を打ち切った事を
実際に富岡製糸場に行って初めて知りました
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その横には富岡市や近隣の安中駅や磯部駅付近の情報を検索できる
大きな液晶端末が館内に設置されていました。
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更に先へと進むと、富岡製糸場の敷地や建物の縮小模型が展示されています。
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その奥には富岡製糸場官営工場時代と書かれたコーナがあり
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そこには当時富岡製糸場の建物に使用されていたと思われるレンガブロックや
資材の調達法や経営状況についての資料が展示され
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その奥には官営時代の生産システムと書かれたコーナがあり
そこでは当時使用されていた綿糸機や動力機関についての資料がありました。
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※このレンガは瓦職人が作成したレンガのようです。
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その奥には官営時代に活躍した工女達と題されたコーナがあり
そのコーナでは富岡日記の著者である和田英(旧姓横田)の肖像があり
この場所が単純な労働の場ではなく、富岡製糸場で製糸業に従事させる事で
日本国内に紡績技術を伝える技術者を給料を払って育成する学校のような場所であると紹介されています。

※富岡日記を作成した和田英氏は士族出身者という事もあって日記を残す(文字の読み書きが出来る)
事が出来た事から、富岡製糸場に来る女工と言われる方々は
当時のエリート層の方々が多かったのかな?と感じます。

※労働条件も今のブラック企業と同様に劣悪な環境と思いきや、現在の通常の労働環境(8時間労働)
である事から、かなり良い環境の元で労働に勤しめたと感じます。
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その奥には官営時代に使用されていたフランス式の繰糸器が展示されています。
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その後経営が国から民へと移り、最初は原時代と言われる原合名会社に変わり
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その後片倉時代と言われる片倉製糸紡績株式会社に変化しました。
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片倉時代になると洋服を生産するようになったようで、片倉時代の紹介コーナーの横には
片倉時代に製造したと思われる洋服が展示されています
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その横には富岡市と同じようにシルクの町として有名な長野県岡谷市の紹介と
そこでの紡績工場も官から民へ経営権が譲渡された事について触れていました。
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すぐ側には先程見た紡績機械とは違う官営時代に使用された機械の展示と
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民間に経営権が譲渡された後の生産システムに連れて触れたPOPがありました。
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更に奥には富岡製糸場と絹産業遺産群についての資料があり
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そこでは世界遺産暫定リストから世界遺産に登録されることを狙った試みに付いての資料があります。
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その他館内には絹製品の製作方法や、これからのシルクについてのコメントが書かれた資料や
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絹の材料のカイコガの養蚕についての手順を含めた情報があり
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東繭倉庫奥の動画コーナーでは、富岡製糸場についての紹介ビデオが流れていました。
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動画コーナーの横には、シルクを使用したシルクマッサージブラシのコーナーがあり
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現在雪繭と言う商品が1500円にて館内売店で販売しているそうです。
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雪繭紹介コーナーの横には、座繰り体験コーナーや、採糸のコーナーがあり
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そのコーナーの正面には、カイコガが吐き出す色は白い色の一色のみではなく
ガの種類によっていろいろな色がある事をこの資料にて知りました。
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そのコーナーの奥には、群馬県のオリジナル蚕品種の紹介がされています。
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富岡製糸場と言えば明治政府の富国強兵のシンボル的要素が強い官営工場だなぁと思っていましたが
早い時期に民間に経営権が譲渡されていた事や、労働環境がかなり良かった事など
実際に見学しなければ分からない事がここで知った事で、より富岡製糸場に興味を持ちましたが
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館内のフォトフレームが高級感溢れるソニー製品で統一されており
富岡製糸場の世界遺産暫定リスト入りの影にはソニーがいるのかな?と、ちょっぴり勘ぐりたくなりました。
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東繭倉庫見学後は、今度富岡製糸場を外から見学したいと思います。


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